こんにちは。みなさんはオンテナとはなにかご存じですか?
私は最近まで全くしりませんでした。でも、知らなくても当然!2018年に商品化されたばかりのものなんです。
この記事ではオンテナとはなにか?オンテナを開発した富士通の本多達也さんのプロフィールをご案内したいと思います。
オンテナOntennaとはなに?開発のきっかけも
オンテナとは補聴器のはたらきも兼ねたものです。音知覚装置といいます。
髪の毛や耳たぶ、えりもとやそで口などにつけて光や音を感じます。マイクがついていて、256段階の振動と光で音の大小やリズムを伝えます。音のリズムやパターン、大きさを聴覚、視覚、振動で感じることができます。ろう者に何度も試作を試してもらい、協働で開発しました。
すごいですね。
インターホンや火災報知器などの音を区別することもできます。
開発のきっかけは、開発者の本多達也さんが大学1年生の文化祭でろう者に、道案内をしてお友達になったことです。生活するなかで、多くの不便を強いられている姿をみて、そして音を感じることをあきらめている姿をみて、本多さんは衝撃と悔しさを感じたそうです。
そして、大学2年の時にアルバイト先で出会った大学の先生が、視覚障害者が形を認識できる装置を開発しているときいて、「自分はろう者に音を届けたい」と情報デザインコースに転入。卒業制作で作り始めたのがオンテナだそうです。
やりたいと思ったことが決まったら、転入するなど本多さんのフットワークの軽さ、すごいことをしているのに、気負っておらず軽い感じというかそういうものがすごいなーと感心しました。
聴覚障害者と健常者の垣根がなくなっていく未来がもうはじまっているのですね!
開発者、富士通の本多達也さんのプロフィール
1990年生まれ
香川県出身
公立はこだて未来大学システム情報科学部
公立はこだて未来大学大学院時代に「未就プロジェクト」(経済産業省など主催)
2016年富士通入社
2018年に「オンテナ」商品化
Fobes 30 Unnder30 Asia 2017、グッドデザイン賞金賞 などを受賞
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