織田信長に仕えたアフリカ出身の黒人武士、弥助を題材にハリウッドで映画化されると、何年も前からいわれています。気になる公開日、キャスト、そして弥助はどんな人生をいきたのか?この記事で案内します!
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アフリカ出身の黒人武士弥助がハリウッドで映画化!公開日とキャストも
まだ公開日は決まっていません。
アメリカのエンターテイメント誌「ヴァラエティ」によると、
マーベル・コミックの『ブラック・パンサー』の実写版で主演のチャドウィック・ボーズマンが、主人公の弥助役を演じる予定だと2019年5月に報じられました。
ブラックパンサー俳優が織田信長に仕えた黒人武士・弥助役に!
そして、副島淳が弥介役を演じる、舞台「桃山ビート・トライブ ~再び、傾かん~」は本日より一般発売開始!
▼映画『ヤスケ(原題) / Yasuke』https://t.co/pB9DwmiqDS
▼舞台のチケットはコチラhttps://t.co/L0pA5FVFeI
— ローチケ演劇部 (@l_tike_stage) May 11, 2019
しかし、チャドウィック・ボーズマンは、約4年の闘病を経て2020年8月28日、大腸がんのため43歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
下の写真は日本大学准教授のトーマス・ロックリー氏の著書 表紙
弥助を9年間研究しています。
弥助はどんな人物?時代背景も!
弥助に関する史料は少なく、
イエズス会宣教師ルイス・フロイスの書簡、
太田牛一『信長公記』、『松平家忠日記』、
ジャン・クラッセ『日本西教史』、
フランソワ・ソリエ『日本教会史』などで、断片的に書かれているだけです。
ヤスケの正確な背景は謎のままです。
弥助を9年間研究しているトーマス・ロックリー氏さんの推測をもとに案内させていただくと、
ヤスケはアフリカの出身で、子供の頃にアラブ人かインド人の奴隷商人によって家族と離され、アラブ諸国およびインド洋全域で人身売買されて奴隷として働いていました。
※ハブシ・・・北東アフリカの軍事奴隷を指す言葉
当時、ゴアはインドに住むポルトガル人にとってアフリカの奴隷貿易の盛んな都市でした。軍事の中心地でもあり、宣教の場にもなっていました。
そこでヤスケは、アジアで最も強力なイエズス会の宣教師であるアレッサンドロヴァリニャーノに出会い、従者兼ボディーガードになったのではと推測されています。
信長は弥助の黒い肌にひどく驚き、墨がついているとおもいこみ家臣に命じて、洗わせたといいます。
その後ヤスケは、二条御所で明智軍と戦いますが、捕まりました。
光秀は「動物同然の奴隷で何も知らず日本人でもない」との理由で処刑せず、「インドの聖堂に置け」との指示で南蛮寺(キリスト教の教会)に送られ一命を取り留めたといいます。その後の消息は不明となっています。
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まとめ
この光秀の発言については、黒人に対する差別意識の表れだったとする説と、弥助に情けをかけて命を助けるための方便だったとする説がありますが、真相は定かではありません。
時にはつらいこともありますが、せっかく与えられた人生、一生懸命いきなくてはいけないと感じました。
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