緊急事態宣言がでて、今までの自粛がさらに強いものとなりました。
テレビや新聞などのメディアでもコロナ一色で不安な日々を過ごされていると思います。
普段の生活であれば、忙しくてなかなかゆっくりできないという人も、この自粛で家で過ごす時間がふえたことと思います。
おうちでゆっくりと本でも読まれるのはいかがでしょうか?
この記事では、私が読んでとてもよかったと感動した本「ナチ将校の妻 あるユダヤ人女性55年目の告白」についてご案内します。
ナチ将校の妻 あるユダヤ人女性55年目の告白
【あらすじ】
ナチス・ドイツ社会でゲシュタポから逃れるため正体を偽って生きたユダヤ人女性の史実。ナチ将校と結婚、離婚。
ナチスにだんだんと追い詰められていくなか、善良なドイツ人に助けられながら、
知恵をしぼり、機転をきかし、勇気をふるいだして生きてきた女性の半生。
読んだ感想
この本は、今のコロナという大変困難な状況のなか、一生懸命頑張っている人々に、頑張ろう!という気持ちを与えてくれるのではないかと思います。
とにかくすごく良い本でした。
この女性は本当に賢くて勇敢な女性です。
そしてどんなに良識のある人間でも、何年も抑圧されたり、逆に権力をもつと歯車が徐々にかみ合わなくなりやがて狂ってしまうことを教えてくれます。
だけど、かわらない人間もいる。その線引きはなんでしょうか?
あの当時の欧州諸国のユダヤ人に対する差別は、あまり日本人には馴染みがありませんが、「アンネの日記」以外にも、沢山の本があります。何冊か読んでいくとその当時の時代背景がだんだんとわかってきて、さらに当時のことを知りたくなります。
関連する本
金髪ブロンド青いひとみのアーリア的美貌のユダヤ人女性の実話です
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まとめ
私事ですが、離婚する前後の4年間ほどは、苦しくて辛くて、「はだしのゲン」や、ナチスによって抑圧された経験をもつユダヤ人の手記、北朝鮮を脱北してきた人の手記などを読みあさりました。
大変な時代や、差別、常に死と隣り合わせの状況をのりこえてきた人たちの史実を読むと、自分はなんて恵まれた環境なんだろう、よし頑張ろう!そんな気持ちになります。
美味しいご飯が食べられて、雨露がしのげて、身体が健康ならこんな幸せなことはないですよね!
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