ゲノム食品の危険性は?いつ解禁&表示義務についても

ゲノム食品や遺伝子組み換え食品ときくと、「怖い!」って思っていました。食品を買うときは必ず原材料の内容をみてから、購入しています。でも、ゲノム食品とは遺伝子組み換えとはなんですか?ときかれるとなにも答えられない自分がいます。なにも知らないから怖いんだと、今回ゲノム食品について調べてみることにしました。

この記事では、ゲノム食品に危険性はあるのか?そしていつ解禁されたのか?表示義務はどうなっているのかということを案内していきたいと思います。

ゲノム食品の危険性は?

ゲノム食品の危険性はいまのところまだ詳しくはわかっていません。

ゲノム食品は遺伝子の一部を切り取って作ったものです。

例えばサバは攻撃的な性格のため養殖は難しいといわれてきました。なぜ、攻撃的な性格だと養殖が難しいかというと、共食いをして水槽で飼育をすると生存率が1割になるからです。そのため攻撃的な性格をもっている遺伝子の部分を切り取り、穏やかな性格のサバにすることで養殖が可能となりました。

実はこの遺伝子を切り取るという作法は、これまでの品種改良で使われてきました。品種改良にも手法がいろいろあります。最近の品種改良は放射性物質を利用して作物の遺伝子の一部を切り取り、突然変異をおこしておこなうという作法があります。

味がよくて病気にも強いことで知られる梨「ゴールド二十世紀」は遺伝子を切ることで生まれた品種です。

ゲノム食品と品種改良は遺伝子を切るという行為では一致するんです。

ただ、ゲノム食品には未知のリスクがあるとも指摘されています。

ゲノム編集食品にはオフターゲットといって、ねらった遺伝子を切らずに間違えて別の遺伝子を切ってしまうというリスクがあります。

たとえばジャガイモは日光にさらされると毒を生成して緑色にかわります。

ゲノム編集でジャガイモの毒の遺伝子情報を切り取る予定だったのに、失敗してジャガイモの毒が生成されると緑色にかわるという遺伝子情報を切り取ってしまったらどうなるでしょうか?

日光を浴びて毒が生成されたジャガイモと知らずに食べ食中毒になる可能性もあります。

ゲノム編集食品は生物の遺伝子情報を設計する技術者によって行われます。その設計者次第という面があるため、雇う企業も設計者も拝金主義ではなく節度とモラルをもって健全に研究を進めてほしいと願うばかりです。

すこしでも危険の可能性があるものは、見切り発車をするのではなく万全を期してから商品化してほしいと心から思います。

ゲノム食品はいつ解禁されるの?表示義務についても

ゲノム食品はもう解禁されています。ゲノム編集食品先進国のアメリカでは、ゲノム編集された大豆が栽培され、それを原料とする植物油がレストランで使われています。輸入されてひょっとしたらもう私たちは口にしているかもしれません。

ただその食品がゲノム編集食品なのかどうか日本では表示義務はありません。任意という形をとっています。

企業はゲノム編集によって得たメリットーたとえば普通のトマトよりも栄養価が高いトマトだと宣伝して消費者の購買意欲をそそる

もしくはゲノム編集によるデメリットーゲノム編集食品だとしって離れていく消費者

このメリットとデメリットを天秤にかけて、表示をするかしないか決めていくのではないかと思われます。

でも、知らない間に自分では食べたくないものをを食べているということはとても怖いことだと私は思います。

国にはぜひすべての製品に、食べ物だけでなく玩具から家具、機械あらゆるものに原材料はなにでどこで作られたのか表示する義務を法律で定めてほしいと願います。

ゲノム食品を否定するわけではありませんが、都合の悪いことは隠して、メリットばかりを誇張するようなやり方は間違えていると思います。正直にメリットデメリットを提示して勝負をしてほしい、きちんと真面目にやっている企業がむくわれるようなそんな世の中になってほしいと思いす。

コメント

タイトルとURLをコピーしました